ロキロキの雑記

読んだ本とか見たアニメとか旅行とか書きます。

【ポケカ】ガブルカビースト(SM1~SM8a)

最近、ポケモンカードが高い。どのデッキでも使いそうなサポートと、カッコいいGXポケモンを集めただけで、お金が数万円もかかる。そのため、数か月前と比べて、貴族の札遊びのようになってしまった。そこで、平民の私は、自分の好きなポケモンでデッキを作って遊ぶことを考えたので、「ガブリアス」と「ルカリオ」で、所謂【ガブルカ】というデッキを組んでみた。(余談だが、私は初めて遊んだポケモンシリーズのゲームがパールで、特にシンオウ地方のチャンピオンのシロナが好きである)

f:id:rokiroki235:20181017220413p:plain

 

構築を組んだ経緯

まず、「ガブリアス」と「ルカリオ」は好きなポケモンなので、この2匹を軸にデッキを組むことは確定である。ガブリアスはサポート「シロナ」を使うことで3エネ200ダメージを出すことができ、それに「喰いつくされた原野」や「こだわりハチマキ」を合わせることで多くのGXポケモンをワンパンすることができる。また、「ルカリオ」は特性「はどうよち」で、ガブリアスが場にいる場合限定だが、山札から好きなカード1枚を手札に加えることができる。この2体を主軸としたデッキを【ガブルカ】と呼ぶことは、周知の事実である。

さて、このデッキであるが、使っていて不満に思う要素が大変多い。具体的に言うと次があげられる。
  • エースポケモンが2進化な上、1進化ポケモンもベンチに並べなければならない。
  • グズマ」を打ちたい場面は多いのに、シロナを打たないと3エネで100点しか出ない。
  • エネルギー加速手段がないのに、2枚のエネルギーカードが必要である。

ここまで書くと、どう考えても弱いデッキにしかならない。そこで、他のポケモンやサポートカードを採用し、デッキの安定化を図る必要がある。これに関して、以下のような解決策を考えた。

まず、1進化2進化ポケモンを大量にベンチに並べないといけないので、「ハイパーボール」や「ミステリートレジャー」を多投することを考えた。しかし、「ネストボール」は良かったが、ハイパーボールは、例えば初手の手札が「ガブリアス2枚リーリエハイパーボール不思議な飴」のようになった時、どう考えても捨てるカードがない。このため、ハイパーボールのような手札トラッシュカードは初手で使いにくいことがわかったので、ボール系統のグッズは最低限にすることにした。その結果、「カプ・テテフGX」も自然とデッキから消えて、お財布とベンチスペースに優しいデッキになった。そのため、他のポケモンサーチ手段が必要になったので「アローラロコン」に頼ることにした。このポケモンは技でポケモン2匹をサーチ可能なので、少ないボールの代役を務めることができると考えた。

しかしながら、ここで「ジャッジマン」という壁が生じた。ジャッジマンは、相手の手札も山札に戻して4ドローさせるサポートなので、せっかくロコンで持ってきたカードがデッキに消えてしまう。そこで、相手にジャッジマンを打たせないようにするため、こちらもジャッジマンを使うことを考えた。ジャッジマンを使ったうえでロコンの技を打てば、相手の手札をリセットしつつポケモンをサーチできる。そのため、相手は手札4+1枚からターンを始めることになり、ジャッジマンを使う頻度を減少させることができる。もしジャッジマンを使われたとしても、相手はジャッジマンを除いて合計8枚の手札で戦う必要が生じるので、うまく展開できない可能性が存在する。さらに、「ふしぎなアメ」を引けなくても、ジャッジマンを打たれなければ「アローラキュウコンGX」をサーチすることで、次のターンに進化して飴をサーチすることが可能である。また、ボールの話で少し触れたが、「リーリエ」の強みである1ターン目8枚までドローを、手札にかさばるガブルカ飴のせいで生かしきれないことに辟易していたので、この点の解決にもちょうどいい。

次に、「グズマ」を打ちたくてもシロナを打たねばならないという問題である。これは、例えば「カプ・コケコ」が前でかいてんひこうを打ちながら、ガブリアスを後ろの「ゾロアークGX」などのワンパン圏内に入れようとする場面や、「ビーストエネルギー◊」「マッシブーン」が前でガブリアスをワンパンしながら、後ろの「マッシブーンGX」を育てるという場面で起こり得る。これは「カスタムキャッチャー」や「カウンターキャッチャー」である程度緩和されると思われるが、前者は、はどうよち一回で上手く使えるとは限らず、後者は使用タイミングが限定的で、うまく使えない可能性が存在する。アローラキュウコンで持ってくればいい気もするが、いつまでもベンチにロコンを置いておく余裕はない。やはりグズマは偉いのだ。

したがって、ガブリアス以外にそれなりの打点で攻撃することのでき、しかもボールでサーチすることができるポケモンを探す必要が生じた。ここで必要な条件は、「少ないエネルギーで技を打て、100ダメージくらいを出せて、ベンチを埋めず、デッキの枠を2~3程度しか圧迫しない」ことである。その際に目を付けたのが『ウルトラビースト』とビーストエネルギーである。そのなかでもマッシブーンと「ウツロイド」は、相手のサイドに依存するものの、1エネで120以上の打点を出すことができる。また、どちらもネストボールに対応している上に、出張パーツはビーストエネルギーまで含めて3枚だけなので、今回の要請にマッチしている。

さらに、上記のウルトラビーストを採用することにより、ガブが完成した直後や最終盤で場にエネルギーが無くても、はどうよちでサーチした1エネウツロイドマッシブーンが十分な高打点を出せるため、2枚のエネルギーがついていないと技を使えない問題もある程度解決していることは、注目するべき点である。条件さえそろえば、マッシブーンはビーストエネルギー+こだわりハチマキ+「戒めの祠」で190点、ウツロイドは相手の場に出ているポケモンの技だけ任意の高火力で、GXポケモンをワンパンする能力を得るので、グズマほどではないが偉すぎる。

以上から、ガブルカにアローラロコンセットとウルトラビーストセットを加え、ジャッジマンを多投したデッキを組むことに決めた。

 

採用カードについて

上記の通りにポケモンは「ガブリアス」「ルカリオ」「アローラロコン」『ウルトラビースト』とその進化ラインである。ガブリアスは、せっかくサポートを自由に使える場面が増えたので、「ワタル◊」を使うためドラゴンタイプにした。「フカマル」については、アローラロコンを前に出すため、逃げやすい「いわがくれ」を4枚採用したかったが、「せせらぎの丘」に対応していることと、「マニューラ」の相手を考えた際に、どうしても1枚は闘タイプにする必要がある。ルカリオと「リオル」は、場に2体並べたいと考えているので、3枚ずつにした。盤面に1体だけだと、「シロナ」をサーチして使って必要なエネルギーを引けずにターンエンドとなるのがオチである。アローラロコンは、場とベンチに一匹ずついないと「アローラキュウコンGX」に進化できない上に、一回の道しるべで盤面をそろえきれなかったときに場が壊滅するので、3枚。また、アローラキュウコンGXは、アローラロコンで持ってきたいポケモンが1匹しかいない時についでにサーチすると、相手の殺意がアローラロコンに注がれてくれるため、採用し得である。「メタモン◊」は、「カプ・コケコ」のかいてんひこうや、マニューラに弱いデッキなので、論外。

グッズに関しては、ボールを先述の通り、強力だった「ネストボール」と最低限の「ハイパーボール」のみとしている。ハイパーボールでルカリオアローラキュウコンGXをサーチする場面が少なからずあったため、「ミステリートレジャー」では力不足である。他には、「フィールドブロアー」は、相手の「こだわりハチマキ」の影響を受けにくいのと、こちらの初動が遅いため「ねがいのバトン」を使われるまでもなく後続が立つことが多いと判断したので、不採用としたが、それでもやはり1枚は欲しい気がする。その他は特筆することはないだろう。サポートに関してもこれ以上言うことがない。

エネルギーカードは、「基本闘エネルギー」を5枚、「ユニットエネルギー闘悪妖」を1枚と、その他特殊エネルギーを採用した。これは、アローラキュウコンで技を使う場面より、「改造ハンマー」「ジュカインGX」「イベルタル」あたりの相手をする場面の方が多いと考えたからである。ユニットエネルギーについて、「フーパ」を採用してGXポケモンを相手にすることも考えたが、フーパに3エネをつけてちまちま攻撃するよりも、ガブリアスに3エネつけてワンパンした方が、愉快痛快な気分になれる。

最後にスタジアムについてだが、組み始めたころは「戒めの祠」、「喰いつくされた原野」の2種のみとしていた。どちらを採用するかは、HP250のGXと、HP60や110のポケモンのどちらを重視するかによって変わるだろう。この2種類は打点補助カードで、ルカリオによって要所で使用可能なため、合計2枚あれば足りる。ところが、昨今のポケカの環境には、強力なプリズムスタースタジアムが多いため、長期戦になりやすいこのデッキでそれらを張り替えていると、2枚では不足することが多い。また、序盤に使っても、相手の場にGXポケモンが少なかったり、そもそもガブリアスが技を使えなかったりして、活躍しないまま相手に張り替えられるということが頻発する。要は、終盤まで使いたくないのだ。しかし、「ヒートファクトリー◊」や「サンダーマウンテン◊」などは、序盤から張り替えないと大損害を被ってしまう。そのため、序盤から使用可能で、しかも展開補助になる、せせらぎの丘を2枚採用した。せせらぎの丘を破壊することにリソースを使わせることで、祠や原野を守りやすくすることも狙っている。

 

使ってみた感想

ポケモンサークルで使ったら、「ジャッジマンが毎ターン飛んでくる」「ウツロイドきしょすぎ」「スタジアムめっちゃ入ってるな」という評価を、友人の「デンリュウGXゾロアークGX」デッキを相手に使ったら「マッシとウツロイドでサイド4枚とられる」という評価を貰った。もはや何のデッキを組んだのか分からないが、実際にウルトラビーストは強いしジャッジマンも強い。ガブリアスを1体とルカリオを2体立てて、あとはウルトラビーストデッキを組んだ方が強いかもしれなくて悲しくなってきた。「マグカルゴ」+「ヤレユータン」+非GXのような、サイドの調整がしやすく、要所でビーストエネルギーを引き込めるデッキなら一考の余地があるかもしれないと感じた。

おわり